iPhoneアプリの実機テスト手順
こんにちは、主夫ひろしです。
iPhoneアプリの勉強をしていくといろいろなことができるようになります。
そして、本やインターネットを駆使して作り上げた自分のアプリ。Appleにこのアプリを売ってくださいとお願いする前に、自分が持っているiPhoneやiPadなどで実機テストする必要があります。概ね、iOSシミュレーターで動作すれば大丈夫といっていいのですが、iOSシミュレーターでは確認できないことがあります。
例)バイブレーションの動作を確認したい時や、加速度センサー(iPhoneの傾きを検知して動作する)を使う場合、GPSを使う場合などなど。
あとは、プログラムが複雑になったらバグが起こったりする。らしい。(複雑なプログラミングをしたことがないんでわかんないですが。)
今回はその実機テストを行うための手順を紹介したいと思います。
実機テストをするために必要なことは以下の4つです。
① Apple Developer登録をする。(8,400円/年)
② 開発用証明書、中間証明書を取得する。
③ iPhone、iPadなどのデバイスをシミュレータとして使用できるようにする。
④ 作ったアプリへ開発用証明書を使って動かせるようにする。
初めて見るとなんかわけわかんないですよね。
証明書って?と思っている方もいると思います。簡単に言うと、iOSデベロッパー(Appleソフト開発者)ということをAppleに証明されれば実機テストができる仕組みになっているのです。
さてさて、それでは上の4つの手順を解説します。
① Apple Developer登録をする。
こちらのサイトから登録手続きをスタートしましょう!
→ Apple Developer として登録
既にお持ちのApple ID、もしくは開発者用に新規にApple IDを作成してログインしましょう。App Store以外のストア(iTunes ミュージックストア、iBookstore)に既に登録されている方は、別のApple IDを使用しなければいけません。一つのストアにつき、一つのApple IDが必要になります。
あと、注意しないといけないのが、登録者情報を入力する際に全て英語で登録しなければなりません。これを怠るとわけのわからないバグが起こって時間を浪費するらしい。このApple Developer登録は優秀なサイトがあるのでそこにお任せします。→iOSアプリ開発者になるまでの手順 Part1:Apple Developer登録!
② 開発用証明書、中間証明書を取得する。
Apple Developer登録が終わったら次は証明書を取得します。
Xcodeを起動し、画面右上の「Organizer」ボタンをクリック。

赤枠の番号1>2>3の順でクリック。

iOSDevCenterやiTunesConnectにログインするユーザー名とパスワードを入力してログインすると、開発用の証明書を要求するか聞いてきますので、「Submit Request」ボタンをクリック。

注意!他にも証明書を要求するか聞いてきますが、他の証明書などはWeb上で行いたいのでキャンセルして下さい。これで、開発用証明書がキーチェーンに追加されます。
最後に、開発者プロファイルをエクスポートするか聞いてきますので「Export」をクリック。ファイル名には開発用証明書のプロファイルをエクスポートした事がわかるような名前を付けておかないと、このファイルなんだっけ?ってなりやすいので気をつけてください。
ファイル名とパスワードを入力して「Save」ボタンをクリック。
万が一、エクスポートせずに終了させてしまった場合は、キーチェーンアクセスを起動させて画面左の分類から証明書を選択。「iPhone Developer:●●●●●」となってる証明書があるはずなので、それを右クリック。「iPhone Developer:●●●●●」を書き出すを選択。あとは名前と保存場所と適切に入力して保存して下さい。
これで開発証明書の準備は完了です。
次に中間証明書を取得。
開発用証明書・配布用証明書共に、中間証明書がないと有効になりませんので「Certificates,Identifiers & Profiles」からダウンロードします。
Appleのデベロッパーサイトから画面上部のリンク「Member Center」をクリック、ログイン。「Member Center」トップから「Certificates,Identifiers & Profiles」を選択。

続いて「Certificates」を選択。

「Certificates」セクション内の「All」が選択されている事を確認して赤丸内のプラスボタンをクリック。

画面最下部「Intermediate Certificates」セクションのリンクをクリックするとダウンロードが始まります。ダウンロードした証明書をダブルクリックする事でキーチェーンに登録出来ます。

③ iPhone、iPadなどのデバイスをシミュレータとして使用できるようにする。
続いて手持ちのiPhoneやiPadなどのデバイスを開発で使用出来るように準備します。まずはデバイスをMacに接続。(*デバイスを初めて追加する際、Xcodeは自動的にiOSチームプロビジョニングプロファイルを生成し、そのデバイスにインストールするようになってるそうです。そのため、Macに接続後オーガナイザから「Use for Development」ボタンをクリックするだけで、iOSチームプロビジョニングプロファイルに接続したデバイスを追加出来る仕組みになっています。)
オーガナイザ画面左の「DEVICES」セクションから接続したデバイスを選択します。「Use for Development」ボタンをクリックで完了です。
④ 作ったアプリへ開発用証明書を使って動かせるようにする。
ここまでで、開発用証明書・中間証明書・開発用チームプロビジョニングプロファイルと、実機テストに必要な物はすべて入手しました。あとは、開発しているプロジェクトにコード署名を行う事で、自前のデバイスでも開発中のアプリを動かせるようになります。
下記画面のようにプロジェクトを選択して「Build Settings」ボタンをクリックし「All」ボタンをクリック。「Code Signing」セクション内の「Code Signing Identity」横に「Don't Code Sign」となっているプルダウンメニューを展開します。「iOS Team Provisioning Profile:* (for bundle identifiers '*')」の下に「iPhone Developer:●●●●●●」となっているはずなので、クリック。

以上です。これでXcode左上のシミュレータープルダウンメニューのところで自分のデバイスを選択してRUN(実行)するとお手持ちのデバイス(iPhone,iPad)からアプリが起動します。これで実機テストの準備は終了です。
初めてこの作業をすると仕組みがわからないままとりあえずなんとか動かせるようになったという感じになると思います。これは危険です。わけがわかってないと、バグが起こった時に原因がわからず、この作業を繰り返して、証明書をたくさん発行したり、キーチェーンに重複したりします。これが後にバグをどんどん起こします。なので、しっかり仕組みを理解して行ってください。
といっても、全体が見えないと理解するのは厳しいかもしれないので、ざっくり全体を説明すると、
Appleからの証明書をパソコンに追加して、デバイスを使えるようにして、アプリを実行する。
この流れをわかって上の手順を読み返すとわかりやすいかなと思います。
最後にこの手順は以下のサイトを引用させてもらってます。
iPhoneアプリ販売のための申請手順 実機テストの準備編
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iPhoneアプリの勉強をしていくといろいろなことができるようになります。
そして、本やインターネットを駆使して作り上げた自分のアプリ。Appleにこのアプリを売ってくださいとお願いする前に、自分が持っているiPhoneやiPadなどで実機テストする必要があります。概ね、iOSシミュレーターで動作すれば大丈夫といっていいのですが、iOSシミュレーターでは確認できないことがあります。
例)バイブレーションの動作を確認したい時や、加速度センサー(iPhoneの傾きを検知して動作する)を使う場合、GPSを使う場合などなど。
あとは、プログラムが複雑になったらバグが起こったりする。らしい。(複雑なプログラミングをしたことがないんでわかんないですが。)
今回はその実機テストを行うための手順を紹介したいと思います。
実機テストをするために必要なことは以下の4つです。
① Apple Developer登録をする。(8,400円/年)
② 開発用証明書、中間証明書を取得する。
③ iPhone、iPadなどのデバイスをシミュレータとして使用できるようにする。
④ 作ったアプリへ開発用証明書を使って動かせるようにする。
初めて見るとなんかわけわかんないですよね。
証明書って?と思っている方もいると思います。簡単に言うと、iOSデベロッパー(Appleソフト開発者)ということをAppleに証明されれば実機テストができる仕組みになっているのです。
さてさて、それでは上の4つの手順を解説します。
① Apple Developer登録をする。
こちらのサイトから登録手続きをスタートしましょう!
→ Apple Developer として登録
既にお持ちのApple ID、もしくは開発者用に新規にApple IDを作成してログインしましょう。App Store以外のストア(iTunes ミュージックストア、iBookstore)に既に登録されている方は、別のApple IDを使用しなければいけません。一つのストアにつき、一つのApple IDが必要になります。
あと、注意しないといけないのが、登録者情報を入力する際に全て英語で登録しなければなりません。これを怠るとわけのわからないバグが起こって時間を浪費するらしい。このApple Developer登録は優秀なサイトがあるのでそこにお任せします。→iOSアプリ開発者になるまでの手順 Part1:Apple Developer登録!
② 開発用証明書、中間証明書を取得する。
Apple Developer登録が終わったら次は証明書を取得します。
Xcodeを起動し、画面右上の「Organizer」ボタンをクリック。

赤枠の番号1>2>3の順でクリック。

iOSDevCenterやiTunesConnectにログインするユーザー名とパスワードを入力してログインすると、開発用の証明書を要求するか聞いてきますので、「Submit Request」ボタンをクリック。

注意!他にも証明書を要求するか聞いてきますが、他の証明書などはWeb上で行いたいのでキャンセルして下さい。これで、開発用証明書がキーチェーンに追加されます。
最後に、開発者プロファイルをエクスポートするか聞いてきますので「Export」をクリック。ファイル名には開発用証明書のプロファイルをエクスポートした事がわかるような名前を付けておかないと、このファイルなんだっけ?ってなりやすいので気をつけてください。
ファイル名とパスワードを入力して「Save」ボタンをクリック。
万が一、エクスポートせずに終了させてしまった場合は、キーチェーンアクセスを起動させて画面左の分類から証明書を選択。「iPhone Developer:●●●●●」となってる証明書があるはずなので、それを右クリック。「iPhone Developer:●●●●●」を書き出すを選択。あとは名前と保存場所と適切に入力して保存して下さい。
これで開発証明書の準備は完了です。
次に中間証明書を取得。
開発用証明書・配布用証明書共に、中間証明書がないと有効になりませんので「Certificates,Identifiers & Profiles」からダウンロードします。
Appleのデベロッパーサイトから画面上部のリンク「Member Center」をクリック、ログイン。「Member Center」トップから「Certificates,Identifiers & Profiles」を選択。

続いて「Certificates」を選択。

「Certificates」セクション内の「All」が選択されている事を確認して赤丸内のプラスボタンをクリック。

画面最下部「Intermediate Certificates」セクションのリンクをクリックするとダウンロードが始まります。ダウンロードした証明書をダブルクリックする事でキーチェーンに登録出来ます。

③ iPhone、iPadなどのデバイスをシミュレータとして使用できるようにする。
続いて手持ちのiPhoneやiPadなどのデバイスを開発で使用出来るように準備します。まずはデバイスをMacに接続。(*デバイスを初めて追加する際、Xcodeは自動的にiOSチームプロビジョニングプロファイルを生成し、そのデバイスにインストールするようになってるそうです。そのため、Macに接続後オーガナイザから「Use for Development」ボタンをクリックするだけで、iOSチームプロビジョニングプロファイルに接続したデバイスを追加出来る仕組みになっています。)
オーガナイザ画面左の「DEVICES」セクションから接続したデバイスを選択します。「Use for Development」ボタンをクリックで完了です。
④ 作ったアプリへ開発用証明書を使って動かせるようにする。
ここまでで、開発用証明書・中間証明書・開発用チームプロビジョニングプロファイルと、実機テストに必要な物はすべて入手しました。あとは、開発しているプロジェクトにコード署名を行う事で、自前のデバイスでも開発中のアプリを動かせるようになります。
下記画面のようにプロジェクトを選択して「Build Settings」ボタンをクリックし「All」ボタンをクリック。「Code Signing」セクション内の「Code Signing Identity」横に「Don't Code Sign」となっているプルダウンメニューを展開します。「iOS Team Provisioning Profile:* (for bundle identifiers '*')」の下に「iPhone Developer:●●●●●●」となっているはずなので、クリック。

以上です。これでXcode左上のシミュレータープルダウンメニューのところで自分のデバイスを選択してRUN(実行)するとお手持ちのデバイス(iPhone,iPad)からアプリが起動します。これで実機テストの準備は終了です。
初めてこの作業をすると仕組みがわからないままとりあえずなんとか動かせるようになったという感じになると思います。これは危険です。わけがわかってないと、バグが起こった時に原因がわからず、この作業を繰り返して、証明書をたくさん発行したり、キーチェーンに重複したりします。これが後にバグをどんどん起こします。なので、しっかり仕組みを理解して行ってください。
といっても、全体が見えないと理解するのは厳しいかもしれないので、ざっくり全体を説明すると、
Appleからの証明書をパソコンに追加して、デバイスを使えるようにして、アプリを実行する。
この流れをわかって上の手順を読み返すとわかりやすいかなと思います。
最後にこの手順は以下のサイトを引用させてもらってます。
iPhoneアプリ販売のための申請手順 実機テストの準備編
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